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フルーツの食感や風味をそのまま味わう『ベリーの生ジャム』
掲載:2015.03.19
先日、スウェーデンのお料理を教えていただく機会がありました。
その時には、伝統的な家庭料理のミートボールを教えていただきましたが、
その付け合わせにはハーブを入れた甘酢につけたキュウリや
クリーミーに仕上げたたっぷりのマッシュポテトや、
それからリンゴンベリー(コケモモ)のジャムも。
その際に
「リンゴンベリーは生ジャムだとフレッシュな酸味や食感などが
味わえてとてもおいしいんですよ」とお聞きして、
作り方を伺うと生のコケモモを適当量のお砂糖と混ぜるだけなんだそうです。
自宅で色々な果物で生ジャムを作ってみたなかから、
冷凍も含め比較的簡単にいつでも手に入る『ベリーの生ジャム』を。
加熱せずに作るので日持ちがしませんが、
その分簡単に作れるので、使いたいときに使う分だけ作って
フルーツの自然な風味を味わってください。
最近流行りのジャースイーツのように仕立てて、瓶に詰めたヨーグルトの上に載せたり、
ゼラチンで固めた炭酸水をクラッシュして入れた上から載せたりしてもGOOD!
甘さを抑えた炭酸水ゼリーの弾ける食感とベリーもとてもマッチします。
(容器でゼリーを固めない場合は、ソース分は下に沈み、色が2層になります)
生ジャムならではの鮮やかな色で
おもてなしにもピッタリな一品になりますよ。
- 【作り方】
-
- 1.
ブラックベリーは冷凍庫から出し、ザルなどに入れて
サッと流水で洗って水気を切り、
そのあとペーパータオルで挟んで軽く押さえ、水分をとっておきます。ブルーベリー、ラズベリーも同様にします。
- 2.
ベリー類がちょうど入るくらいの、あまり大きすぎない容器に入れ、
グラニュ糖と果糖を入れます。 - 3.
容器の蓋をしっかり閉め、中のグラニュ糖+果糖を全体にまぶし付けるように
まずは数回揺すります。 - 4.
容器を逆さにして同じように数回揺すります。
ラズベリーはこの時点で果汁がしみ出してきます。 - 5.
いちごなどの果皮の薄いものは1時間ほど経てば
果実から果汁が浸透圧で浸みだして食べられますが、
今回はブルーベリー(果皮が厚めの果実)を入れているので、
冷蔵庫で一晩おきました。
- 1.
- 【つくり方のコツ・ポイント】
-
・果実は水分は極力拭き取りますが、潰さないように優しく扱ってください。
・今回はアイスにかけたりすることも考え、冷たくしても甘さを感じられるように一部を果糖にしてあります。
・砂糖の量は増減が可能ですが、最低限、果実にまぶし付けられるくらいの量はご使用ください。
・できあがったら数日中に使い切ってください。(砂糖を減らした場合は特に日持ちがしません)
・チャック付きのビニール袋でも作れますが、砂糖をまぶす際に果実を潰さないよう優しく扱ってください。
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果糖は、果物やハチミツなどに多く含まれる甘味料です。切れ味の良いすっきりさわやかな甘さで、梅酒などの果実酒から、お料理、お菓子作りにもお使いいただけます。低温時にはお砂糖の約1.5倍の甘さを得られるため、冷たい飲み物などには使用量が少ない分、カロリーを低減できます。常温以下であれば砂糖の使用量の2/3を目安にお好みに合わせてお使いください。
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結晶が白砂糖(上白糖)よりやや大きく、さらさらした感じの高純度のお砂糖です。クセがなく淡泊な甘味なので他の素材の風味をじゃますることなく引き立てます。コーヒーや紅茶に入れる甘味料として使われることが多いのも、素材の風味を引き立てる特長をもっているからです。お菓子づくりにも最も一般的に使用されているお砂糖です。